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2015_08
26
(Wed)12:32

ハクヨナ駄文 「いつかくるその時まで」


以前Twitterのぷらいべったーにあげたものに加筆修正したものです。
111話ネタバレを含みます。ご注意を。
文を書くのははじめてなのでところどころ変なところがあると思いますが大目に見てやってください…。

こんなのでもいいよ!という方のみどうぞ、ごらんになって下さい。

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈



いつかくるその時まで…


目があけたら周りには誰もいなくて、ただただ真っ暗な暗闇だった。

(ここはどこ……?みんなは…)

周囲を見渡しても仲間の気配どころか人の気配すらしない。
不安が募る中、このままここにいても仕方ないとヨナは何も見えない暗闇の中を歩き始めた。

(どこまで続いているの…)
どのくらい歩いだろう、もうかなり歩いたはずなのに一向に出口のようなものは見えないどころか、光すら見えない。

旅を続けてきてずいぶん強くなったつもりではいたけれど、こんな真っ暗闇の中、人の気配も出口の光すら見えない状態に、次第にヨナは恐怖に襲われ身体に震えが走った。



(ハク……!)


こんな時一番に名前を思いつき呼んでしまう私の従者。

その存在はいつの間にが特別なものになっていて。

あの夜以来、気づくといつもハクのことを考えてしまっていて、そのたび眠れない日が多くなっていた。

あの時告げられた言葉がすごく嬉しいのに、ひどく苦しくて…
思い出す度涙が溢れそうになってしまっていて。


(ハク………)

もう一度心の中でハクの名を呼んだところで、自分はまたハクのことを考えてしまっていることに気がついて、つい顔が赤くなる。

けれど先ほどまでの震えは止まっていて、恐怖心も和らいでいた。

目の前にいなくても自分を救ってくれるハクの存在に心があったまった瞬間、急に少し先にぼんやりとした光のようなものが見えた。

その光の中には今まさに脳裏に浮かべた従者の姿が見えて

「ハク!」

今度は声に出し、彼の元へ駆け寄ろうとしたが

「っ!」

少し近寄ってみたら、彼の横にもう一人、人の姿があって思わず足を止めた。

(女の人…?)

顔も姿もよく見えないが、彼の隣にいる人物は髪が腰くらいまである女性だということに気づいた。

(誰……?)

途端に先ほどまでのあたたかさが一気に消え、冷水をかぶせられたようにヨナの心は冷えきった。

いつからハクの隣に女性がいるところを見るのがこんなにも辛くなったのだろう。

もう見たくないと心では思うのに意に反して目が逸らせなくて、ヨナはただただ二人の姿を眺めていた。

会話など聞こえない、けれど女と話をしていたハクがとても…自分が今まで見たことないくらい幸せそうな笑顔をしていて……


(あれ……?)
知らず知らずのうち自分の瞳から涙が流れていて、急いでその涙を拭う。


(ハクには幸せになってほしいのに…!そう願いを込めてあのお守りを渡したのに…!)


目の前のにいるハクはとても幸せそうに笑っている。
そのとても穏やかで、愛しさを含んでいるような瞳は…隣にいる女性に向けられていた。

(ハクのあんな顔…見たことないわ…)

そう思った瞬間、二人は歩き出した

「あっ…」

ハクが行ってしまう
自分の知らない女性と共に


咄嗟にヨナは叫んでいた


「っ…待って!ハク!! 行かないで!!」


光は消え、世界はまた闇に包まれた

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

「──さん」
「姫さん!!」


目をあけたら今度は目の前に従者の顔があった。

「……ハク?」

(ああ…さっきまでのは夢だったのね…)

ハクは心配そうな顔をして私の顔をみていて、「どうしたんです?怖い夢でもみましたか?」と聞いてきた。

なぜ…と聞こうとする前に自分の瞳からポロポロと涙が流れていることに気づいた

「なかなか起きてこないので起こしにきてみたら…あんまり驚かせないでくださいよ」

そういうとハクはヨナの頬に手を寄せ涙を拭った。

心配かけてしまったのだろう。
けれどその涙を拭う仕草や、自分を見つめる瞳にあの夢のような愛しさを感じてしまい、胸があたたかくなる。

(そんなこと、あるはずないのに…)

そう思っていたら、自分の頬から離れようとするハクの手を咄嗟に掴んでしまっていた。

「姫さん…?」

急な私の行動にどうかしましたか?と心配を含んだ瞳で見つめてくる。

その瞳に自分の姿が映っていることに嬉しくなってしまう自分がいて…

ハクの手の暖かさをもっと感じたくて掴んだ手に頬をすり寄せてみたら、ピクッと手が動きハクの顔を覗いてみたら驚いたような顔をしていた。

「本当にどうしたんですか…?」
と少し焦りを含んだような声色で問われ、なんだかその姿が少し可愛いと思い…

「なんでもないわよ」
と言いながらもう一度その手にすり寄り、ニコッと笑ってみせたら「そうですか…」と顔を背けてしまった

(もっと顔が見たかったのにな…)
なんて思考が浮かんだけれど、ハクは私の頬から手を離そうとしないから、それがとても嬉しくて


「……ハク」

もう少しだけ、我儘を言っていてもいいだろうか
こんな私の我儘を聞いてくれるのだろうか

けれど彼は必ず聞いてくれるのだ、
彼は私の従者なのだから。


「傍にいてね」

そう言うと彼はあたかも普通のように
「いますよ、専属護衛ですからね」
とニッと笑って返した

知ってるわ、
でもいずれは私の傍を離れる日がくる。
私の専属護衛でなくなったら、ハクはもう私の傍にいることはないのだから…

でも、その時まで…
その日がくるまでは、ハクの傍で私がハクを、ハクの笑顔を守りたい。




傍にいてね、ハク

いつかくる、その時まで……



┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈



(なんだったんだ、一体…)
あのあと朝食を終えて、ハクは1人夕食のための狩りへでていた


先ほどまでヨナの頬に触れていた手を見つめため息をついた。

(人の気も知らねぇで…
本当に、困ったお姫様だ…)

まるで甘えるかのように自分の手に擦り寄ってきた姫をみて、ドクンと心臓が高鳴り出した。

思わずもう片方の手を姫の背中に回し引き寄せ、抱きしめようとしたのを止めた自分を褒めてやりたかった。

(そういう冗談はやめて)
以前彼女が言った言葉を思い出す

以前自分が言われた言葉を姫に言い返してやりたいくらいだった。

(どうせ姫さんは何も考えてないんだろうがな…)



(傍にいてね)

当たり前だ。
あんたが俺を拒まない限り、俺はいつだってあんたの傍にいる。

この命がある限り…


あの夜姫から貰ったお守りを取り出し見つめ、握り締める

(あんたは今、幸せなのか…)

城から出た直後はまるで人形のようにただただ手をひかれ歩くことしかできなかった彼女

(ずいぶん笑うようになったな…)

それと同時に涙することも増えた。
決して必要ではなかった武器を持ち、闘い、その身体に傷を持つことにもなった。

本当はそんな痛みなどは知ってほしくはなかった。
ただ姫が生き、幸せになれたなら…それで良かった。

けれど、彼女は目の前にある現実から目を背けず、常に己にできることを探しては力になろうと精一杯に生きている。

そんな姫がとても……

誇らしく、愛おしい。

湧き上がるこの想いを胸に押し返し、そっとお守りに口付けた。


(傍にいますよ、ずっと。)



俺の役目が終わる、その時まで。

それまで俺にあんたを、守らせてください。



┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

両片想いハクヨナを意識しました。
お互いいつか別れる日がくると思っているのかな、と。
このすれ違いっぷりが本当にもどかしいですね。
お互いが唯一無二の存在で、すでに恋人じゃないの?と思うほど心が繋がりあっている二人。
幼い頃から傍にいたからこそだとも思いますが、あの信頼感がいつから生まれたのか気になります。
スウォンのことがあり、不安になったこともあったと思いますが。

やっとハクは特別と意識したヨナちゃんですが、これから好きに繋がるまでどのくらいかかるのかな…
ハクもなんだかフラグ折りまくって鈍すぎですし笑

早く気づいて!
でもこの両片想いも美味しいですけどね笑

皆様あの二人を暖かく見守りましょう笑

こんな訳のわからない駄文を読んでくださりありがとうございました…!
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